古峰神社
○御祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと) 火防の神 五穀豊穣の神 災厄消除 海上安全 大漁満足
八幡(やはたの)大神(おおかみ) 武家の神 必勝守護 出世開運
天(あま)照(てらす)皇(すめ)大神(おおかみ) 太陽神
○境内神社 大山祇(おおやまづみ)神社(じんじゃ)(山の神)
○祭日 祈年祭(萬人(まんにん)講・本社代参講) 四月三日
桜祭り参拝講社祭(通夜講) 四月二十三日、二十五日
例祭 八月二十日
○由緒
創始年代は天文年間(一五三二~一五五四)荘内の地頭(領主)武藤氏が城を大山公園に築いて以来、城内の鎮守として祀ったことに始まる。武藤氏は代々その居城に八幡宮を建立し、祀っていた御尊像を奉安した。その後武藤氏が亡び元和元年(一六五八)に「本城のみ支城は破棄すべし」の幕命が下った時、梅本院が居宅の地に遷宮し奉仕。文化九年(一八一二)大山大火災の折御尊像はその類を免れる。明治の初年大山村はもちろん庄内各地で火災発生甚だしく「火防の神様」勧請の気運高まり、明治四年(一八七一)二月、下野(しもつけの)国(くに)(栃木)鎮座の古峯(ふるみね)神社を勧請し八幡台に社殿を再建し古峰(こぶ)神社と称した。昭和二年不慮の事故により社殿被災。翌年八月講員崇敬者の総力結集によって現社殿の復旧をみる。昭和二十九年直会殿建設、昭和三十四年境外地を大山公園敷地として無償貸与することを大山町と誓約調印、合併後は鶴岡市が公園管理に努めている。
平成二十八年四月